どうも〜ミショウです🐮
現在の所持資格の受験体験記もある程度紹介したので
本日から、私の仕事内容もご紹介していけたらと思います。
ところで、皆さんは設計図と施工図の違いはご存知ですか?
設計図は、一般的になんとなくお分かりになる方もいらっしゃるかもしれませんが
施工図は知らない方も多いかと思います。
私は施工図を描く方の仕事をしてるので、施工図の話メインになります!
機械設備設計図とは?
設計図とは設計事務所に従事している、1級または2級建築士の資格を有する人が描きます。
建築士は建主の意向を聞き入れ間取りや建物大きさ、敷地に対する位置、内装や外装仕上げ等
細かい事を含めるとまだまだ沢山の事を図面に盛り込みます。これが建築設計図(意匠図)です。
また建物がRC造・SRC造であれば建築設計図(構造図)というものがあり、柱・壁・梁・床の鉄筋の配筋ピッチなどが記載されている図面があります
機械設備設計図は、建物の間取りや建物の内装や外装が決まった段階で、キッチンやバス、トイレ、ガス設備、換気設備、空調設備の配置やその部屋の広さに適した器具・機械を選定します。また、配管径・設備ごとの使用する配管の種類や配管ルートが単線図で記載れているものが機械設備設計図になります😊(自分解釈)
これらの図面は各都道府県の、建築主事と呼ばれる確認検査機関の審査を受けて
合格した場合のみ建築可能になります。
この設計図を元に実際の工事金額を把握する為に見積もりを作ったり、
各業者で細かい打ち合わせを行い施工の方針を大まかに決めていきます。
よって設計図は、建物を建てる上では基本中の基本事項を決めるのに必要なものとなります。
この図面がいい加減であれば、建物に大きく影響します⚡😨
機械設備施工図とは?
機械設備の施工図を描いた立場としては、施工図は、より実践的な図面です。
設計図には組み込めない事が多々あります。例えば現場で使うためのより詳細な事項です。
現場内で職人さん達が使用するには、細かい寸法や使用材料を全て書き込む必要があります。
これは施工業者の現場担当が描く図面です。
この図面を作成するには施工管理技士または建築士の資格を有する者が作成します。(必ずではないです)
現場の建築担当者が平面や断面の詳細図を作成しこれを元に、機械設備及び電気設備担当者が付加していきます。
この作業は非常に大事で、必ず不具合が発生するのです。
この設計図と施工図面の違いは、設計図に関しては設計事務所で建築士・建築設備士さんが描いた
建物の参考書といった形になります。
機械設備の施工図の場合:まず設計図を元に配管ルートの収まりを考えます
戸建てなどの配管ルートは比較的配管を通す場所に苦労することはないですが、特にマンション(1Fエントランス・ピット)・事業所の配管ルートは収まりを考えるのが本当に大変です😫理由はいくつかあります・・・
施工図が大変な理由
・設計図に記載されているのが、その分野ごとの図面しか記載されていないため他の図面と合わせて確認した時に他設備と干渉する
一般的に施工図を描く時に建築の(意匠図)と電気設計図と機械設備設計図があり
上記の図面の情報を元に、機械設備の施工図を描きます。実際他の図面を合わせます。
機械設備の場合、水道を蛇口まで・ガスをガスコンロまで・室外機から室内機まで、皆さんの当たり前に使える設備には
配管が継っているからなんですが、これは普段、皆さんの目には見えない所を通っています。
天井の中や、壁、床下、PS(パイプシャフト)です。これを読んでいる方でどれだけの方が天井の中や、床下や、PS、を覗いたことがあるでしょうか?
これがかなり狭いです。(その設計・施工にもよりますが・・・)
例えば:天井の中が500mmの空間があるとしてその中に外径250mmの配管をすることもザラです
そうなると半分のスペースを配管が専有してしまい、その配管1系統しか通らないのであればいいですが
一般的に配管も1系統だけの場合は少ないです。その他に電気の配線や照明なども施工されるためルートを考えなければなりません
設計段階の図面ですり合わせが良くないと、天井の中が設計で250mmで外径250mmのパイプを施工する設計図の場合もあります😣(極端な例ですが)
簡単に解決しない場合、質疑書類を提出し、設計事務所や発注者様や他施工業者(建築・電気)を定例会やメールなどで相談します
物理的に無理なので、天井の高さを変えたり、パイプの大きさをワンサイズ小さくしても大丈夫か計算したりします。(※あくまでほんの一例)
承認されるのにも時間がかかったりするので、施工図は施工管理をする立場の人間としては早く終わらせないといけない仕事の一つです!
※もちろん承認を貰えないまま勝手に、工事を勝手出来ないので、設計事務所様や職人にも急かされ、中間管理職の辛いところです・・・(TT)
・急遽!建物の仕様や機械能力を変更する場合がある
これは多くはないですが、少なくもないことです(僕の経験談としては・・・)
例えば、私が経験したものは、設計時のエレベーターを昇降するスペースが狭く、もう少し大きくしないとエレベータが設置出来ないとのことでPS(パイプシャフト)を
狭めましょうという話で議論になり、ただでさえ狭いうえに、すでに電気と設備でギチギチだったため私と、電気業者さんとで相談したのですが、
見える部分を出っ張らせてしまうと見栄えも良くないため、相談は却下されてしまいました、幸い思っていたより、PSのスペースも小さくならなかったので
不幸中の幸いでしたが(;´∀`)
機械設備の仕事は、便器や、キッチンまで水やガスを通すしたり、エアコンを使用できるようする仕事なんですが、その際現場に納入する前に、一度設計事務所とディベロッパー様に
使用するメーカーの機械(エアコン・換気扇)や器具(蛇口など)を納入仕様書という形で提出します
そして、承諾を頂き初めて、発注します😁(当たり前ですが、お客様が承認していない商品勝手に取り付けられませんからね笑)
どちらかというと民間工事に多いんですが、ディベロッパー様の好みで能力は同じでも、急遽他のメーカーに変えたいといご要望も頂きます
それで、使用器具・機械を変えた場合起こる、支障としては、配管の取り出し位置が変わるのです(;・∀・)
それで今まで収まっていた図面も一部書き直しになるなんてこともあります。
最後に
今回紹介したのは、ほんの一例です
上手くまとまっていたか、わかりませんが今後この様なことも
ブログに描いていこうと思います。
拙い文章でしたが読んでくださり誠にありがとうございます。
もしよろしければ他の記事も読んで頂けると嬉しいです😊